仕事中、会社で指定された作業着を着る方もいるでしょう。しかし、スーツと違って少しラフな格好になるため、他社などに外出する際作業着を脱いでスーツに着替えた方が良いのか、そのまま行っても良いのかに悩みますよね。
そこで、作業着を着ていながらもきちんとした格好に見られるよう、ネクタイを絞めた着こなしについて紹介します。『参考:ユニフォームタウン:作業服春夏』
質感の良い作業着を着よう
会社で定まっている作業着が支給されるのであれば仕方がありませんが、自分で選べるのであれば、できるだけ質感が良い作業着を選びましょう。不自然な光沢があったり、生地が薄かったりするとどうしてもカッコ悪い印象が強くなってしまいます。
質感が良ければ、着心地の良さにも影響を与えるでしょう。また、大人っぽさも感じられ「作業着=ダサい」という印象を払拭できるはずです。ただ、作業着は保護具であることが前提なので、機能性がなければ使い物になりません。
どんなに触り心地や着心地が良い質感であっても、撥水性がなかったり、汚れが落ちにくかったりすればあまり仕事向きとは言えないでしょう。プライベートで着ることも加味して選ぶのであれば良いですが、仕事中しか着ないのであれば、質感+機能性で選ぶことが一番おすすめです。
Yシャツに合う作業着を選ぼう
作業着と一言に言っても、そのデザインは多岐にわたります。現場仕事用に機能性に優れたものもあれば、おしゃれに着こなせるようデザインされたものもあるでしょう。実はその中に、Yシャツに合うよう作られた作業着もあります。
襟の立体感を潰さず、ネクタイがきちんと見えるようになっていたり、Yシャツを着てもごわごわとしないようにしたりなどの配慮がなされた設計となっています。外回りと作業のどちらにも携わっている方にとって、柔軟に対応できるYシャツ対応作業着は使い勝手が良いと感じられるのではないでしょうか。
なお、ネットで購入する際は、モデルさんがYシャツを着た上から作業着を着ているかを確認しながら選んでください。逆に、直接販売店舗で購入するのであれば、Yシャツにネクタイを絞めた状態で試着ができるようにしましょう。
作業着とネクタイの色でバランスを取ろう
ネクタイを着用していると、それだけできちんとした印象を与えます。
そのため、作業着をかっこよく着こなせるかどうかはネクタイにかかっていると言っても過言ではありません。では、どのようにネクタイを合わせていけば良いのでしょうか。一番大切なのは、作業着とネクタイの色のバランスです。
作業着には様々な色があり、グレーやベージュなどの淡い色もあれば、黒などのスタイリッシュな色もあります。まず、淡い色であれば、ネクタイは色味が強いものを選びましょう。遠目で見ると作業着と同化してしまうようなネクタイは、着用していないのと同じです。
きちんとYシャツとネクタイを着用していますというアピールになるので、色味がはっきりとしたものを選びましょう。逆に、作業着の色が濃い場合ですが、ネクタイの色は色が入っているものに柄をプラスしたものがおすすめです。
淡い色も良いのですが、Yシャツと同化してネクタイの存在が目立たなくなってしまいます。ただ、黒の作業着に黒のネクタイはあまり縁起が良くないので、できるだけブルーや赤などの色物を選ぶことがおすすめです。そこにストライプなどの柄が入れば、作業着との同化を防ぐことができるでしょう。
このように、ネクタイの色味だけでも印象は大きく変わります。作業着の色をベースに、どんなネクタイが合うかを考えて着こなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
スーツ型作業着を着る
様々なデザインがある作業着の中でも、最近注目を集めているのがスーツ型作業着です。女性開発チームが掲げた「スーツを作業着にする」というコンセプトのもと作られたもので、現場仕事だけでなく、普段着としても着用しやすい作業着だと注目を集めています。
これならば、作業着のことを気にすることなくYシャツやネクタイを着用しやすいでしょう。
作業着がおしゃれになることで、着ている方のモチベーションが上がり、スーツを着ている時のように背筋を伸ばして仕事に励むことが期待できます。ただ、2018年に登場したばかりの新しいスーツ型作業着には、賛否両論の声がたくさんあります。
どうせ着るならおしゃれなものが良いと考える方や、見ていて清潔感があると絶賛する方がいる中で、保護具である作業着におしゃれを求めることが間違っているという意見も見られます。世界初の試みが受け入れられるのは、そう簡単ではないということでしょう。
また、機能性とファッション性に優れたスーツ型作業着の方がネクタイが合わせやすいのは事実ですが、会社によっては許可が出ない可能性もあるので、着用を考えている方は事前に確認を取りましょう。
自信を持って姿勢を正そう
見慣れない方にとっては、作業着にYシャツとネクタイを合わせるのは不自然と思うでしょう。しかし、現場仕事をしている方にとってはこれが正装です。会社の規定をきちんと守り、取引先や外回りなどで外出をしても恥ずかしくないようネクタイを締めているので、何も恥ずかしいことはありません。
来ている本人が堂々と胸を張っていれば、それだけで様になるでしょう。恥ずかしい、自信がないと背中を丸めていては、せっかく絞めたネクタイも隠れてしまいます。作業着のデザインが会社で決まっていて自分で選べないのであれば、それをいかにかっこよく着こなすかが大切です。
正面のファスナーを開ける、襟を立てるなどのテクニックより、全体的な印象を良くするための姿勢に気を配りましょう。
作業着+ネクタイで大人っぽさを演出しよう
ただ、作業着を着るだけでは、おじさん臭い印象を与える恐れがあります。しかし、きちんとネクタイを絞めた状態であれば、大人っぽくかっこいい印象を与えることができるでしょう。そのためには、ネクタイ選びや着こなしなど、様々なテクニックが重要となります。
上記で紹介した5つのポイントをもとに、現在の作業着を見直してみてはいかがでしょうか。ネクタイ1本変えてみるだけでも、見た目の印象も自分自身の気持ちも変わりますよ。また、自分で作業着を選ぶことができる方は、ワークショップなどで見てみるのもおすすめです。
ファッション性に富んだデザインも多いので、きっと理想的な作業着に出会えるでしょう。