サラリーマンやOLなどオフィスで働く男女の場合はスーツ姿でビジネスバックなどを持つ人が多いですが、工場などで働く男女は作業着を着ることが多く、ビジネスバックでは使いにくいこともあります。そこで作業着やバックの選び方や気を付けたいこと、さらに工場勤務の人たちはどのようなアイテムをカバンに入れているのか、作業着とバックのお手入れ方法も紹介します。
作業着の選び方
電気を扱う工場では、専門性が高い作業着を選ぶ場合が少なくありません。事故が起こらないように細かい部分まで気を付ける必要があるので、機能や素材、動きやすさなどに注意して購入するようにしましょう。例えば、作業着として丈夫であること、大きな動きをしても動きが制限されないようなものが良いです。
また、専門性の高い作業着なら身体の負担を軽減してくれたり、肩の部分のアームホールは使わないなどの工夫がされていたりします。他に、肘や膝の曲げ伸ばしが出来るようにパターンカットされているものもあります。そして、何よりも大切なのは、制電されていることです。
選ぶときにはJIS規格に対応している帯電防止のものをチョイスすることが大切になります。次に、製造業など室内での作業が多い場合は、着心地を重視しましょう。着心地が良い作業着にすれば仕事の効率が上がったり、ストレスを感じにくくなったりすることが少なくありません。
例えば、室内での作業着を選ぶ際は、薄手で丈夫な素材のものなのか考えることが必要になります。厚い生地を使っているものだと温度調節がしにくく、作業に集中出来ないこともあるのです。ある程度薄い素材なら上着を羽織ったり出来るので、体感温度に合わせて着衣を調節出来ます。
さらに、袖が長いデザインや、動きにくい素材のものは避けるようにしましょう。袖が長いと作業しにくいことはもちろんのこと、物が引っかかりやすくなって危険です。一方、動きにくい素材のものは仕事がやりにくくなるので、ストレッチ性のあるものにしましょう。
男性は両手が開くバックを
工場勤務で作業着を着て働く男性は動きが制限されてしまうと仕事もしづらくなってしまうので、両手が開くようなタイプのバックを選びましょう。
おすすめなのはショルダーバックやリュックサックで、サイズの幅が広く、デザインも豊富なので自分の好みのカバンが見つかりやすいのです。まず、ショルダーバックは荷物の大きさや数によって様々な商品が販売されていて、工場勤務の男性から支持を集めています。
工場内では危険物を取り扱っていたり、大きな機械を操作したりするケースもあるので、万が一事故が起きたときでも手が塞がっていなければ見動きもとりやすくなります。また、物が落ちてきても回避出来るため、自分の安全を確保出来るのも嬉しいポイントです。
小さなボディーバックでも十分な場合もあるのですが、職種によってはタオルを入れておく必要があったり、飲み物を入れておきたかったりすることもあるので、大容量のショルダーバックがぴったりです。また、ショルダーバックと同じように両手が開き、動きやすいのがリュックサックで、荷物が多くても両方の肩に力が分散されるので身体も楽になります。
さらに、お弁当を工場に持っていっても形を崩さず、中身がぐちゃぐちゃになる心配もありません。通勤時も便利で、歩きや電車はもちろんのこと、自転車に乗っての通勤もしやすいです。
女性はカバンの2つ持ちも!
比較的持ち物が多いとされている女性は、バックを2つ持ちにするのも賢い方法です。荷物が多いけれど大きなカバンを持ったり、あまりおしゃれではないカバンを持ったりするのは嫌だという女性も少なくありません。そんなときには小さなショルダーバックとトートバッグなどを併用して、シーンに合わせて使い分けるようにするといいでしょう。
通勤のときのメインバックにはメイクポーチや着替えなどを、小さなトートバッグには工場に持っていくお弁当やペットボトルを、作業用のショルダーバックには仕事で必要なものを入れるなど使い分けるのです。仕事用のショルダーバックも可愛らしいものからカジュアルなものまで色々なデザインがあるので、好みに合わせておしゃれを楽しむことも可能です。
カバンに入っているアイテムは?
男女ともお財布やスマホ、メモ帳などの筆記用具が入っている人が多く、工事内のホコリを避けるためのマスクを持参する人もいるようです。その他には、お昼休憩に必要なお弁当や飲み物、本や雑誌をカバンに入れる人も多い傾向にあります。
男性の中にはカバンは使わずに、作業着に持ち物を入れる人も居ます。作業着にポケットがあり、必要なものは全て作業着に仕舞ってしまう方法です。スマホに本や音楽をダウンロードしてしまい、お財布とスマホ、家の鍵だけをポケットに入れていたりします。
一方、女性は必要な荷物が多い傾向にあるので、メインのバックとサブバックに分けて収納している人がほとんどです。
ですが、必要以上に持ち物が多くならないようにとメイクポーチの中身を最小限にしたり、お財布を小さいサイズにしたりするなど工夫をしている人も居るようです。
作業着とバックのお手入れ方法は?
作業着の普段のお手入れ方法は、酷い汚れではない限り普通の洗濯物と同じように洗うだけで構いません。作業着のタグなどを確認して、どのようなお手入れをしなければならないのかをチェックします。手洗いなのか洗濯機を使っていいのか、アイロンのマークなども細かく見ておくのです。
まず、手洗いと表記されていたら中性洗剤を使って、優しく押し洗いをします。ぬるま湯に適量の洗剤を入れて、手で軽く押し当てて洗います。ゴシゴシと強く擦ると生地が傷むのであくまでも優しく洗うことが大事です。泡が無くなるまで何度もすすぎ洗いをして、軽く絞って完了です。
次に、洗濯機を使う場合はチャックやボタンは上まで締めて、洗濯ネットに入れます。すすぎや脱水もしたら、シワを伸ばしてハンガーにかけて干します。手洗いでも洗濯機を使っても干すときには、陰干しをするのがコツです。
片や、バックは洗濯機で洗うことは難しいので、軽く拭き取るか手洗いをします。少し汚れたくらいなら水拭きをして、全体的に汚れが目立つようなら手洗いをしましょう。手洗いは、洗面器などにぬるま湯を溜めて、中性洗剤を垂らして軽く揉み洗いをします。
なお、酷い汚れがあるときにはその部分に中性洗剤を数滴垂らして、しっかり擦り洗いをしましょう。生地が傷まない程度の力で、少し擦るだけで汚れは取れやすくなります。そして、干すときには形を整えて、カビの発生を防ぐためにもしっかり乾かすことが大切です。